- 学校名
- 天童市立高擶小学校
- 所在地
- 〒994-0068
山形県天童市大字高擶北239番地 - 校長
- 齊藤 厚志
- 電話番号
- 023-655-2051
- ファックス
- 023-655-7650
- メールアドレス
- takadama@m2.dewa.or.jp
- ホームページ
- https://www.takadama.jp/
- 在籍児童数
- 1年 75名
- 2年 83名
- 3年 55名
- 4年 67名
- 5年 62名
- 6年 39名
- 計 381名
- 令和4年4月1日現在
所在地
楡の木とましみず
「高擶」の地名は、俗称「タモ」と呼ばれる「楡(ニレ)」の木に由来する。
楡の木は、大きく生長する木である。学区芳賀の諏訪神社境内にある楡の木の大木の中には、幹周りが3mに達するものもある。
楡が生えている場所は、水の便がよく、肥えており、日当たりもよく、開拓地としては一等地とされたという。本校がある高擶地区は、南に立谷川、西に須川と最上川があり、湧き水も豊富な、農業に適する肥沃な土地であるため、昔から楡の木がたくさんあったと言われている。
楡の木は、人との関わりも深い。建具や家具などの用材として使われる他、陸上競技槍投げの柄やテニスのラケット、野球のバットに加工される。それは、この木の材質がきわめて弾力に富み、しかも素直だからである。
わたしたちは、このような地域に育つ子どもたちが、楡の木のようにしなやかで素直な子どもたちに育ってほしいと願い続ける。
本校の校歌の一節に、「汲めどもつきぬ 真清水は 心の泉 知の泉」という歌詞がある。わたしたちは、学校経営の柱を、清らかでこんこんと湧き出る真清水のごとく、自分に自信を持ち、自らの考えで前向きに生きるきらきら輝く子ども(自立)においている。
地名の由来
高擶の地名は、古い時代の文書に「高楡」と書いてある。「楡」は、ハルニレのことである。
芳賀地区の元屋敷と言われるところに諏訪神社があるが、その境内に4本のハルニレの巨木がある。
樹齢400年くらいは経っているとの話である。
この巨木は人の手によって植えられたのではなく、自然に育った木であり、この地区は、古い時代にはこうしたハルニレの木が多かったことが推測される。
さらに、このハルニレは地区の人たちからは、ニレとは呼ばれずに、ほとんど「タモ」と呼ばれている。
こうしたことから、「たかたも」が自然と「たかたま」に転化し、漢字も、「楡」からタモという字の「櫤」になり、さらに「擶」の字が使われるようになったと考えられる。